(楠元六男)
出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報
…江戸中期の俳人。姓は早野,名は甚助。別号は宋阿,夜半亭。下野烏山の人。江戸に出て其角,嵐雪に学び,百里,祇空らと交わる。1727年(享保12)京に移住して宋屋らを導き,10年後江戸に帰って夜半亭を結び,蕪村,雁宕らを育てた。俗化する俳壇にあって清高の気品を保ち,その人格と識見は蕪村を大いに感化した。句は平静淡雅である。〈小夜時雨船え鼠のわたる音〉(《夜半亭発句帖》)。【田中 道雄】…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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