中村双葉(読み)ナカムラ ソウヨウ

新撰 芸能人物事典 明治~平成 「中村双葉」の解説

中村 双葉(初代)
ナカムラ ソウヨウ


職業
箏曲

本名
中村 生平

生年月日
明治33年 4月10日

出生地
香川県

学歴
香川県盲唖学校卒

経歴
3歳で失明、6歳で高松市の平井検校に師事バイオリンを杉江泰一郎、ラムゼーガらに習い、盲人初のリサイタルも開いた。以来洋楽の要素を取り入れた箏曲の作曲活動に従事。昭和6年大阪盲学校主任教官となり、7年大日本箏曲協会(のち葉風会)を創立。29年大阪三曲協会を創立、常任理事。日本箏曲連盟初代総務部長を務め、45年大阪三曲協会理事長。38年に盲学校退職後は42年から大阪音楽大学講師。作曲は100曲以上で主要な箏譜、尺八譜は公刊された。長女礼子が2代目双葉

受賞
大阪市民文化祭賞

没年月日
昭和45年 11月3日 (1970年)

家族
長女=中村 双葉(2代目)

出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報

20世紀日本人名事典 「中村双葉」の解説

中村 双葉(1代目)
ナカムラ ソウヨウ

大正・昭和期の箏曲家



生年
明治33(1900)年4月10日

没年
昭和45(1970)年11月3日

出生地
香川県

本名
中村 生平

学歴〔年〕
香川県盲啞学校卒

主な受賞名〔年〕
大阪市民文化祭賞

経歴
3歳で失明、6歳で高松市の平井検校に師事。バイオリンを杉江泰一郎、ラムゼーガらに習い、盲人初のリサイタルも開いた。以来洋楽の要素を取り入れた箏曲の作曲活動に従事。昭和6年大阪盲学校主任教官となり、7年大日本箏曲協会(のち葉風会)を創立。29年大阪三曲協会を創立、常任理事。日本箏曲連盟初代総務部長を務め、45年大阪三曲協会理事長。38年に盲学校退職後は42年から大阪音楽大学講師。作曲は100曲以上で主要な箏譜、尺八譜は公刊された。長女礼子が2代目双葉。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「中村双葉」の解説

中村双葉(初代) なかむら-そうよう

1900-1970 大正-昭和時代の地歌・箏曲(そうきょく)家。
明治33年4月10日生まれ。3歳で失明し,6歳で平井検校(けんぎょう)に師事。香川県盲唖(もうあ)学校卒業後,バイオリンも習得する。昭和6年大阪市立盲学校主任教官となり,翌年日本音楽協会(のちの生田(いくた)流箏曲葉風会)を創立。大阪三曲協会理事長。昭和45年11月3日死去。70歳。香川県出身。本名は生平(いくへい)。代表作に「源氏組曲」。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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