中村古墳群(読み)なかむらこふんぐん

日本歴史地名大系 「中村古墳群」の解説

中村古墳群
なかむらこふんぐん

[現在地名]名張市百合が丘西五番町

名張盆地の南東部に広がる室生むろう山地から盆地内に派生した前山まえやま丘陵の西端部、稜線上および南面する斜面に分布する方墳と円墳二十数基からなる古墳群。昭和五一―五二年(一九七六―七七)宅地造成に伴い発掘調査された。一辺一〇メートル前後の方墳五基と、径約一〇メートル前後の円墳十数基からなり、方墳は丘陵西部の稜線上に集中し、いずれも墳丘の高さ一メートル前後である。円墳は四、五基を単位として四つのグループに分れる。調査された古墳のうち、古墳群中央部に位置する中村二号墳は古墳群中最大規模の径二〇メートルの円墳で、内部は両袖式の玄室羨道をもち全長一一・二メートル、玄室は長五・二メートル、幅二・四メートルの巨石積の石室で、六世紀後半の築造

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む