中村孝也（読み）ナカムラ コウヤ

20世紀日本人名事典

中村 孝也
ナカムラ コウヤ

大正・昭和期の日本史学者 東京帝国大学教授。

生年

明治18(1885)年1月2日

没年

昭和45(1970)年2月5日

出生地

群馬県高崎

学歴〔年〕

東京帝大文科大学史学科〔大正2年〕卒,東京帝大大学院〔大正7年〕修了

学位〔年〕

文学博士(東京帝大)〔大正15年〕

主な受賞名〔年〕

紫綬褒章〔昭和36年〕,日本学士院賞〔昭和37年〕「徳川家康文書の研究」

経歴

14歳で小学校教員、その後苦学して東大、同大学院に進み江戸時代史を専攻。大正8年日本女子大学教授、第一高等学校講師、14年東京帝大史料編纂掛史料編纂官、昭和10年東京帝大助教授兼史料編纂官、13年東京帝大教授、20年定年退官、27年明治大学教授を歴任。著書に「江戸幕府鎖国史論」「元禄時代観」「元禄・享保時代における経済思想の研究」「荘園発生・成熟・解体史」(全3巻)「近世生活史」「徳川家康文書の研究」(全4巻)「徳川家康の臣僚」などがある。また短歌をよくし、校歌を多数作詞した。

出典　日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」（2004年刊）

デジタル版 日本人名大辞典+Plus

中村孝也 なかむら-こうや

1885－1970　大正-昭和時代の日本史学者。
明治18年1月2日生まれ。江戸時代史を専攻し,大正13年個人雑誌「歴史と趣味」を発行する。日本女子大教授,母校東京帝大の史料編纂(へんさん)官をへて,昭和13年同大教授。のち明大教授。「徳川家康文書の研究」で37年学士院賞。昭和45年2月5日死去。85歳。群馬県出身。著作に「新国史観」「野間清治伝」など。

出典　講談社

367日誕生日大事典

中村 孝也 (なかむら こうや)

生年月日:1885年1月2日
大正時代;昭和時代の日本史学者。東京帝国大学教授
1970年没

出典　日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」