20世紀日本人名事典 「中村正常」の解説 中村 正常ナカムラ マサツネ 昭和期の劇作家,小説家 生年明治34(1901)年11月6日 没年昭和56(1981)年11月6日 出生地東京・小石川区 学歴〔年〕七高中退 主な受賞名〔年〕改造懸賞入選(第2回)〔昭和4年〕「マカロニ」 経歴岸田國士に師事し、「悲劇喜劇」の編集に従事。昭和4年戯曲「マカロニ」が第2回改造懸賞に入選してデビュー。5年新興芸術倶楽部に「蝙蝠座」同人として参加。昭和初期の文壇にナンセンス文学の雄として活躍したが、新興芸術派の衰退とともに文壇を去った。小説に「ボア吉の求婚」「隕石の寝所」などがあるほか戯曲も数多い。一人娘の女優・中村メイコを、家庭で教え育てあげたことでも有名。 出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報 Sponserd by
デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「中村正常」の解説 中村正常 なかむら-まさつね 1901-1981 昭和時代前期の劇作家,小説家。明治34年11月6日生まれ。中村メイコの父。七高にまなび,岸田国士(くにお)に師事。昭和4年戯曲「マカロニ」で注目される。5年新興芸術倶楽部(クラブ)に参加し,「ボア吉の求婚」「隕石の寝床」などのナンセンスユーモア作品を発表,新興芸術派の代表的作家となる。のち文壇をはなれた。昭和56年11月6日死去。80歳。東京出身。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例 Sponserd by