中村紘子(読み)ナカムラヒロコ

デジタル大辞泉 「中村紘子」の意味・読み・例文・類語

なかむら‐ひろこ【中村紘子】

[1944~2016]ピアニスト随筆家山梨の生まれ。本姓福田。夫は小説家庄司薫。米国留学を経て、昭和40年(1965)ショパン国際ピアノコンクールで4位入賞。以後はピアニストとして国際的に活躍するかたわら、後進育成にも尽力した。著作「チャイコフスキー・コンクール」で大宅壮一ノンフィクション賞を受賞

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「中村紘子」の解説

中村紘子 なかむら-ひろこ

1944- 昭和後期-平成時代のピアニスト。
昭和19年7月25日生まれ。庄司薫の妻。桐朋学園井口基成・愛子らに師事。昭和38年ジュリアード音楽学校に留学,40年ショパン国際ピアノ-コンクールで4位に入賞し,以後国際的に活躍。チャイコフスキー国際コンクールなどの審査員もつとめ,平成元年著作「チャイコフスキー・コンクール」で大宅壮一ノンフィクション賞。21年演奏家としての世界的評価を確立した業績にたいして芸術院恩賜賞。山梨県出身。本名は福田紘子。著作はほかに「ピアニストという蛮族がいる」など。

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