中石井村(読み)なかいしいむら

日本歴史地名大系 「中石井村」の解説

中石井村
なかいしいむら

[現在地名]矢祭町中石井

現矢祭町の北端、久慈(くじ)川東岸の平地と段丘に立地。対岸を通る水戸街道の脇往還として塙(はなわ)(現塙町)と下石井を結ぶ塙道が通る。字高室(たかむろ)・我満平(がまんだいら)に縄文時代の遺跡がある。後者は中期の集落跡で、土器・大型石棒・勾玉などが出土、とくに硬玉大珠は注目される。我満平遺跡の南東、比高約六〇メートルの山頂部に中世、江田八右衛門が拠ったという狐(きつね)館跡がある(白河古事考)。なお同館主は一説に江田左衛門ともいう。同館に関連するとみられる柵(さく)・舘谷(たちや)の地名が残る。中世は石井郷のうち。正保郷帳に村名がみえ高六四五石余、うち田二八六石余・畑三五九石余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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