出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
中野重治の全詩集。1931年(昭和6)のナップ版は発禁、その後数種ある。その詩は、人間の生の哀(かな)しさを歌った「しらなみ」など『裸像』時代の叙情詩22編、『驢馬(ろば)』に出した「歌」など自己否定をテーマにした思想詩25編、プロレタリア文学運動のなかで、抑圧からの解放を歌った「朝鮮の娘たち」などの抵抗詩14編、転向と退潮の時期に、諧謔(かいぎゃく)をもって人間への信頼を表した「古今的新古今的」などの心境詩七編、その他に大別され、いずれもが日本語の深い味わいと強靭(きょうじん)で沈着なリズムを特徴とする。
[満田郁夫]
『『中野重治詩集』(岩波文庫・新潮文庫)』▽『亀井秀雄著『中野重治論』(1970・三一書房)』
〘 名詞 〙 春の季節がもうすぐそこまで来ていること。《 季語・冬 》 〔俳諧・俳諧四季部類(1780)〕[初出の実例]「盆栽の橙黄なり春隣〈守水老〉」(出典:春夏秋冬‐冬(1903)〈河東碧梧桐・高...
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