退潮(読み)タイチョウ

デジタル大辞泉 「退潮」の意味・読み・例文・類語

たい‐ちょう〔‐テウ〕【退潮】

潮がひくこと。ひきしお。
盛んだった勢いが衰えること。「景気の退潮
[類語](1うしお高潮たかしお高潮こうちょう満潮満ち潮干潮引き潮潮汐干満満ち干満ち引き上げ潮出潮下げ潮入り潮大潮小潮赤潮/(2減退衰退後退衰弱衰微弱体化頓挫衰え下火下り坂尻すぼまり廃頽落ち目左前不振じり貧どか貧先細り下がり目低落廃る廃れる傾く寂れる衰える尻下がり尻切れとんぼ竜頭蛇尾孤城落日じり安貧乏貧困貧窮貧苦窮乏困窮困乏困苦生活苦ひん赤貧極貧清貧貧寒素寒貧すかんぴん不如意ふにょい文無もんな末期的衰残地に落ちる没落落ちぶれるうらぶれる成り下がる零落凋落ちょうらく転落落魄らくはく淪落堕落末路斜陽成れの果て見る影もない朽ちる消沈衰亡たそがれ失速焼きが回る耄碌もうろくぽんこつ火の車終末大詰め尾羽うち枯らす世も末尻すぼみ

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「退潮」の意味・読み・例文・類語

たい‐ちょう‥テウ【退潮】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 潮がひくこと。ひきしお。干潮。
    1. [初出の実例]「風波は素より退潮の憂もなし」(出典:西洋聞見録(1869‐71)〈村田文夫〉前)
  3. 転じて、盛んであった勢力が衰えること。
    1. [初出の実例]「政海の退潮何ぞ再び来ること無くして已まんや」(出典:薩長土肥(1889)〈小林雄七郎〉四藩政党)

のき‐しお‥しほ【退潮】

  1. 〘 名詞 〙 しりぞくのにぐあいのよい時。のく機会。のきじゅん。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「退潮」の読み・字形・画数・意味

【退潮】たいちよう

落潮

字通「退」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android