日本歴史地名大系 「久津川古墳群」の解説
久津川古墳群
くつかわこふんぐん
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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京都府城陽(じょうよう)市(旧久世(くせ)郡久津川村)平川の東方、低平な洪積台地上に立地する7基の古墳群の総称。群の中心をなす車塚(くるまづか)古墳は全長156メートル、後円部径86メートル、前方部幅95メートルの前方後円墳。1894年(明治27)、後円部より長持型石棺と前後に付設された竪穴(たてあな)式石室が発見された。棺内より舶載の画文帯階段式神獣鏡を含む7面の鏡、勾玉(まがたま)、管玉(くだたま)、臼玉(うすだま)、石製刀子(とうす)、刀剣などが出土し、棺外より甲冑(かっちゅう)5領、刀剣、矛、鉄鏃(てつぞく)、石製合子(ごうす)および槽が出土したといわれる。5世紀代に属す古墳。ほかに前方後円墳の芭蕉(ばしょう)塚、方墳の青塚、梶(かじ)塚、丸(まる)塚があり、青塚、梶塚は調査されている。箱塚、指月(しげつ)塚は全壊。これらを七ッ塚支群ととらえるなら、その東側に西山、芝ヶ原、尼(あま)塚の各支群があり、広義の久津川古墳群を形成する。
[近藤喬一]
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