デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「久録」の解説 久録 きゅうろく ?-1877ごろ 江戸後期-明治時代の陶画工。鍋屋吉兵衛(なべや-きちべえ)に絵付けをまなび,師に似た作風の九谷(くたに)焼をつくる。慶応年間に九谷庄三(しょうざ)が彩色金襴手(きんらんで)の技法を創出すると,時流の「庄三風」にならって製作した。明治10年ごろ50歳余で死去。加賀(石川県)出身。本名は山田久六。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例