精選版 日本国語大辞典 「九字曼荼羅」の意味・読み・例文・類語 くじ‐まんだら【九字曼荼羅】 〘 名詞 〙 仏語。阿彌陀曼荼羅の一つである八葉九尊曼荼羅が尊像をもって描かれるのに対し、尊像の代りに阿彌陀の真言と八供養の種子(しゅじ)と四摂の種子を配したもの。八葉蓮華の中台の阿彌陀如来と八葉の観音、彌勒、虚空蔵、普賢、金剛手、文殊、除蓋障、地蔵の計九尊に、阿彌陀の真言、つまり、九つの梵字で表わされる阿彌陀の真言を種子として配するところからいう。[初出の実例]「此九字曼荼羅源出二五輪門中字門一」(出典:五輪九字明秘密釈(1141‐43)) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by