九日町(読み)ここのかまち

日本歴史地名大系 「九日町」の解説

九日町
ここのかまち

[現在地名]人吉市九日町

球磨川を挟んで人吉城の北に位置し、西は山田やまだ川を挟んでおお村、北は紺屋こうや町と大工だいく町、東は二日にの町と五日いつか町に接する。文禄三年(一五九四)近世城郭建設時に計画的に立てられた商人町の一つ。寛政元年(一七八九)の私領御巡見教令(相良家近世文書)によれば「九日町三町三拾三間、道幅四間弐尺、下水道加へ、横町五拾間、道幅弐間半、合四町弐拾三間、但屋敷数九拾七軒」とあり、借屋が一三軒、町別当は三郎右衛門で、当町の別当は正規の役料のほかに九石三斗の恵比須田を管理した。このほかに林正盛子孫の林藤左衛門(藤介)・郡山加蔵・黒木順之助・川口藤六・黒木貞兵衛・尾方林介・林源兵衛・肥前屋善介・鍋屋仙介らがいた。


九日町
ここのかまち

[現在地名]八代市ほん町二丁目

城の南部に位置し、本町の西に続いて形成された町屋である。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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