正教寺(読み)しようきようじ

日本歴史地名大系 「正教寺」の解説

正教寺
しようきようじ

[現在地名]大畑町大畑 本町

ほん町の北に位置し、西に宝国ほうこく寺がある。一峰山と号し、真宗大谷派。本尊阿弥陀如来。寛政年間(一七八九―一八〇一)の「邦内郷村志」に「正教寺 高素山田名部徳玄寺末寺、浄土真宗」とある。

正教寺
しようきようじ

[現在地名]新和町碇石

石定山と号し、真宗大谷派。本尊阿弥陀如来。当寺の年代記によれば、元和元年(一六一五)慈亮の開基、寛永三年「正教寺建立ニ成也」とある。慈亮は、文禄―慶長(一五九二―一六一五)の頃、一向宗禁圧の薩摩国から天草に来島し、碇石いかりいし村に居を構えて一草庵を結び、一向宗の道場とした。二世弁応のとき石碇山正教寺と称した。

正教寺
しようきようじ

[現在地名]熊本市新町三丁目

新町の北西部、新馬借しんばしやく町の西側にあり、光照山と号し、浄土真宗本願寺派、本尊阿弥陀如来。当寺由緒書(国誌)によれば、益城ましき御船みふね(現上益城郡御船町)の城主甲斐宗運の末子、甲斐千代丸がのちに出家して慶専と改め、慶長年間(一五九六―一六一五)当地に創立したといい、表口五間・入一五間、年貢免許地。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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