九条光経(読み)くじょう みつつね

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「九条光経」の解説

九条光経 くじょう-みつつね

1276-? 鎌倉-南北朝時代公卿(くぎょう)。
建治(けんじ)2年生まれ。正和(しょうわ)4年参議となる。後醍醐(ごだいご)天皇にひきたてられ,元亨(げんこう)3年十余人をこえて権(ごんの)中納言にすすむ。辞任還任(げんにん)をくりかえし,建武(けんむ)新政のもとで建武2年権大納言に昇進したが,翌年出家。正二位。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の九条光経の言及

【恩賞方】より

…建武政府および室町幕府において恩賞事務を取り扱った役所。1333年(元弘3),建武政府の発足当初に洞院実世万里小路(までのこうじ)藤房,九条光経らを上卿とし,恩賞問題の審議機関として設置された。しかし,後醍醐天皇親裁による恩賞宛行(あておこない)と恩賞方の審議とは必ずしも連携せず,恩賞問題は混乱した。…

※「九条光経」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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