乱す(読み)ミダス

デジタル大辞泉 「乱す」の意味・読み・例文・類語

みだ・す【乱す/×紊す】

[動サ五(四)]ばらばらの状態にする。秩序をなくする。また、物事を平穏でなくする。「髪を―・す」「風紀を―・す」
[類語]掻き乱す崩す乱れる崩れる狂う破綻

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「乱す」の意味・読み・例文・類語

みだ・す【乱・紊】

  1. 〘 他動詞 サ行五(四) 〙
  2. 秩序だったものを混乱させる。みだらかす。みだらす。
    1. [初出の実例]「故実を澆多之(みタシ)失ひ賜ふな」(出典日本三代実録‐貞観一二年(870)二月一五日)
  3. 平穏さをなくさせる。みだらかす。みだらす。
    1. [初出の実例]「親の心をみださずやあらむ」(出典:源氏物語(1001‐14頃)椎本)
  4. 物を散乱させる。ばらばらにする。みだらかす。みだらす。
    1. [初出の実例]「御ぐしをみだし」(出典:平家物語(13C前)四)

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