デジタル大辞泉
「崩す」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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くず・すくづす【崩】
- 〘 他動詞 サ行五(四) 〙
- ① 物をくだいてこわす。破壊する。削る。
- [初出の実例]「山をくづし、海をうめても」(出典:宇津保物語(970‐999頃)吹上上)
- ② 整った状態のものを乱してばらばらにする。
- [初出の実例]「此うへは我旗本を崩(クヅ)しかかれかかれと」(出典:信長記(1622)三)
- 「バランスを崩してわたしはベンチから転落した」(出典:私的生活(1968)〈後藤明生〉三)
- ③ 身体の姿勢を楽にする。気持や態度、表情をやわらげる。また、礼儀や雰囲気(ふんいき)などを乱す。だらしなくなる。
- [初出の実例]「横にならず行義も崩さず正座(しゃん)として居るゆゑ」(出典:人情本・英対暖語(1838)二)
- ④ 正式の字画を簡略にする。くずしがきをする。
- [初出の実例]「誉の字は崩した方が恰好がいいから」(出典:吾輩は猫である(1905‐06)〈夏目漱石〉二)
- ⑤ すこしずつ、話すこと、書くことなどをする。
- [初出の実例]「昔語りもかきくつすべき人少なうなりゆくを」(出典:源氏物語(1101‐14頃)花散里)
- ⑥ 高額の貨幣を小銭にかえる。買物などをして金をこまかくする。
- [初出の実例]「草市の鬼灯(ほうづき)に、小判をくづしたよりやァ、まだつまらねへはなしだわな」(出典:洒落本・色講釈(1801))
- ⑦ 取引相場で、相場を下げる。
- [初出の実例]「北浜の株も仁礼の兄弟店で多少崩してゐる形跡を発見した」(出典:家族会議(1935)〈横光利一〉)
- ⑧ 物の価格を下げる。
- [初出の実例]「画家に会った為めに売値を崩(クヅ)すやうな事があっても詰らなかった」(出典:茶話(1915‐30)〈薄田泣菫〉画家と商人)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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