乱麻(読み)ランマ

デジタル大辞泉 「乱麻」の意味・読み・例文・類語

らん‐ま【乱麻】

乱れもつれた麻糸物事のもつれたさまや乱れた世の中のたとえにも用いられる。「快刀乱麻
「僕の胸中はさながら―のごとくであった」〈蘆花思出の記

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「乱麻」の意味・読み・例文・類語

らん‐ま【乱麻】

  1. 〘 名詞 〙 乱れもつれた麻。また、世の中や物事の乱れもつれたさまにたとえていう。
    1. [初出の実例]「何卒乱麻となれかし」(出典:野村和作宛吉田松陰書簡‐安政六年(1859)四月四日)
    2. [その他の文献]〔元稹‐感石榴詩〕

みだれ‐お‥を【乱麻】

  1. 〘 名詞 〙 乱れた麻糸。もつれた麻糸。
    1. [初出の実例]「乱麻の 麻笥(をけ)無みと」(出典万葉集(8C後)一三・三二七二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「乱麻」の読み・字形・画数・意味

【乱麻】らんま

風に乱れた麻。一面に乱れる。〔史記天官書〕秦、に兵を以て六王を滅ぼし、中國を(あは)せ、外に四夷を攘(はら)ひ、死人亂の如し。

字通「乱」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android