事の心(読み)コトノココロ

精選版 日本国語大辞典 「事の心」の意味・読み・例文・類語

こと【事】 の 心(こころ)

  1. 言っている内容事柄の意味。趣意。
    1. [初出の実例]「ちはやぶる神世には、うたのもじもさだまらず、すなほにして、事の心わきがたかりけらし」(出典:古今和歌集(905‐914)仮名序)
  2. 事の子細。実情。事情。
    1. [初出の実例]「対面(たいめ)して、事の心とり申さん」(出典源氏物語(1001‐14頃)明石)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android