デジタル大辞泉
「二十七年テーゼ」の意味・読み・例文・類語
にじゅうしちねん‐テーゼ〔ニジフシチネン‐〕【二十七年テーゼ】
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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二十七年テーゼ
にじゅうしちねんテーゼ
1927年7月 15日,モスクワのコミンテルン日本問題特別委員会が決定した「日本問題に関する決議」。前年2月のコミンテルン執行委幹事会における日本問題の決議 (未公開) を受継いだもの。コミンテルンは相対立していた福本和夫,山川均を両翼とする日本共産党内の理論をいずれも否認し,解体的状況にあった党の再建のため新たな方針を提起し,その遂行の義務を明らかにするものとして同テーゼを与え,同時に新中央委員 (渡辺政之輔ら) を任命した。日本代表団は帰国後,同年 12月1日拡大中央委員会を開催して二段階革命論の立場をとる同テーゼを確認,日本共産党は同テーゼのもとにその再建に取りかかった。テーゼは6章から成り,アジアにおける労働者,農民の闘争を掲げていた。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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