二本差(読み)ニホンザシ

デジタル大辞泉 「二本差」の意味・読み・例文・類語

にほん‐ざし【二本差(し)】

《腰に脇差を差すところから》武士のこと。
《2本のくしをさすところから》焼き豆腐、または田楽豆腐のこと。
相撲で、もろざしのこと。
[類語](1武士武士もののふ武者武人武将若武者荒武者落ち武者影武者古武士野伏

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「二本差」の意味・読み・例文・類語

にほん‐ざし【二本差】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ( 刀・脇差の二本を腰に差すところから ) 武士の称。二本道具。武士をののしっていうときにも用いる。
    1. [初出の実例]「はたらかし月に目のさや日本さし〈西珠〉 くつともいはせぬ腹のむしの音〈可然〉」(出典:俳諧・西鶴大矢数(1681)第九八)
  3. 相撲で両手を相手のわきの下にさしこむこと。もろざし。〔相撲講話(1919)〕
  4. ( 串を二本さすところから ) 焼豆腐または豆腐田楽のこと。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android