二枚鑑札(読み)ニマイカンサツ

デジタル大辞泉 「二枚鑑札」の意味・読み・例文・類語

にまい‐かんさつ【二枚鑑札】

一人の人が同時に二つ資格などをもつこと。現役力士行司が、同時に年寄の株をもつことなど。
芸者娼妓も兼ねること。
「芸者といってももちろん―だが」〈志賀暗夜行路

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精選版 日本国語大辞典 「二枚鑑札」の意味・読み・例文・類語

にまい‐かんさつ【二枚鑑札】

  1. 〘 名詞 〙 一人で二つの業務や資格などをもつこと。特に、芸者が芸と肉体を売ること。また、大相撲で現役の力士・行司でありながら同時に年寄の株を持つこと。
    1. [初出の実例]「又た同地〔大坂〕にては芸妓と娼妓の二枚鑑札が許可になり」(出典:朝野新聞‐明治一三年(1880)三月九日)

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