二重労働市場(読み)にじゅうろうどうしじょう(その他表記)dual labor markets

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「二重労働市場」の意味・わかりやすい解説

二重労働市場
にじゅうろうどうしじょう
dual labor markets

1970年代のアメリカで盛んに議論された分断的・二重労働市場論によれば,労働市場は第1次市場と第2次市場という二重構造に区分される。第1次市場は,相対的に高賃金,良好な労働条件,比較的恵まれた昇進機会,仕事上のルールの整備,雇用の安定といったことで特徴づけられる。第2次市場では,概して賃金や労働条件が劣っており,昇進機会も少なく,さらに労使関係は制度化されておらず,恣意 (しい) 的であり,相対的に失業率も高く,労働力の移動も大きい,といわれる。

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