精選版 日本国語大辞典「五分月代」の解説
ごぶ‐さかやき【五分月代】
〘名〙 (「さかやき」は男子が前額から頭の中央にかけて髪を剃ったもの)
※洒落本・寸南破良意(1775)髪結「五分月代(コフザカヤキ)に、額りっぱに抜」
② 芝居の鬘(かつら)の一つ。月代が五分ほどのびたもの。浪人、病人などの役に用いる。五分立髪。
※歌舞伎・彩入御伽草(おつま八郎兵衛)(1808)序幕「向うより鮫鞘新助、五分月代(ごブサカヤキ)の侍ひ」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報