五加科(読み)うこぎか

精選版 日本国語大辞典 「五加科」の意味・読み・例文・類語

うこぎ‐か‥クヮ【五加科】

  1. 〘 名詞 〙 双子葉植物の科名。約五〇属七〇〇種あって、熱帯、特にインド、マレー地区と熱帯アメリカを中心に分布する。木本または草本、時につる性。葉は互生、時に対生し、単葉または羽状、掌状複葉。小さな托葉(たくよう)がある。花は小型で両性、通常五数性の放射相称、散形または頭状花序をなし、しばしば複合花序となる。雄ずいは花弁と同数。子房下位、まれに半下位か上位で五室。果実は漿果(しょうか)または核果で、各室に一個の種子がある。ウドタラノキ食用ヤツデカクレミノ庭木チョウセンニンジン薬用として知られている。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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