日本歴史地名大系 「五千石在」の解説
五千石在
ごせんごくざい
- 京都府:福知山市
- 五千石在
江戸時代、天田郡の北部由良川の支流
この地域は中世の
享保一五年(一七三〇)の保科領(摂州・江州・丹波)六郡御高帳(和久昇一家文書)によれば、一五村の高合計五千石余、小物成は一五村合わせて銀一貫九六二匁八分である。この頃の家数は八五一軒(「永代付込帳」佐賀村誌草稿)。
享保一七年、西国一帯は凶作に襲われ、五千石在でも貢租の上納に困窮したが、定免制のため稲の作柄が悪くても検見が受けられず、減税の願出もできなかった。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報