五車(読み)ゴシャ

デジタル大辞泉 「五車」の意味・読み・例文・類語

ご‐しゃ【五車】

《「荘子天下から》5台の車に満ちるほどの多くの書。蔵書の多いこと。五車の書。

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精選版 日本国語大辞典 「五車」の意味・読み・例文・類語

ご‐しゃ【五車】

  1. [ 1 ] 〘 名詞 〙 五台の車。また特に、「荘子‐天下」に見える宋の恵施故事から、五台の車に積むほどの多くの書籍をいう。
    1. [初出の実例]「莫研習、七略在心、五車韜胸」(出典:家伝(760頃)上)
    2. [その他の文献]〔鮑照‐擬古詩〕
  2. [ 2 ] 星の名。天庫・獄・天倉・司空・卿星の総称
    1. [初出の実例]「始出五車。稍掃八穀星。其気雖耗減、而未亡」(出典:日本三代実録‐貞観一七年(875)四月二八日)
    2. [その他の文献]〔史記‐天官書〕

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普及版 字通 「五車」の読み・字形・画数・意味

【五車】ごしや

五台の車。〔荘子、天下〕惠施多方にして、其の書五車なるも、其の舛駁(せんばく)(雑然として矛盾がある)にして、其の言中(あた)らず。

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