五霊神社(読み)ごれいじんじや

日本歴史地名大系 「五霊神社」の解説

五霊神社
ごれいじんじや

[現在地名]高崎市貝沢町

旧高崎城の東北方にあたる位置、七〇メートル級の前方後円墳の後円部上に鎮座祭神は鎌倉権五郎景政、他に建御名方神・宇迦之御魂命を祀る。景政は源義家に従って後三年の役に出陣、武功をたて、没後相模国三浦みうらに御霊大明神として祀られたといわれる。「和田記」によれば、相州三浦にいた和田義盛の八男義国が赤坂あかさか庄に移り、その子正信が寛元年中(一二四三―四七)に故郷三浦から赤坂明神の地へ熊野・二ノ宮・御霊の三社を勧請して和田氏の守護神としたという。

五霊神社
ごれいじんじや

[現在地名]大子町高柴 森下

高瀬たかせ川右岸の森に鎮座。祭神は句句廼馳命ほか。旧村社。文明四年(一四七二)の創立と伝え、御礼ごれい神社とも記す。天保一四年(一八四三)の高柴村神社並寺院相改書上帳(益子公朋氏蔵)には「鎮守五霊大明神」とみえ、神体は石、祭神は「日天・月天、不現菩薩・文字菩薩・勢至菩薩」「末社、那るい石」などとある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android