人は見かけによらぬもの(読み)ヒトハミカケニヨラヌモノ

デジタル大辞泉 「人は見かけによらぬもの」の意味・読み・例文・類語

ひとかけによらぬもの

人の性質能力外見からだけでは判断できないものだということ。

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精選版 日本国語大辞典 「人は見かけによらぬもの」の意味・読み・例文・類語

ひと【人】 は 見(み)かけに=よらぬもの[=似(に)ぬもの]

  1. 人間の性質・能力はうわべだけでは判断できないということ。
    1. [初出の実例]「いや人は見掛けに寄らぬもの、律儀さうな此方衆兄弟、こんな不義理はさっしゃるまいと、思ひ込んだが此方の見違ひ」(出典:歌舞伎・加賀見山再岩藤(骨寄せの岩藤)(1860)五幕)

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ことわざを知る辞典 「人は見かけによらぬもの」の解説

人は見かけによらぬもの

その人が本当はどんな人かは、身なりやうわべの態度を見ただけではわからない。

[使用例] 人は見かけにゃよらねえものだ。あのでれ助が胡麻の蠅とは、こいつはちいっと出来すぎたわい[芥川龍之介鼠小僧次郎吉|1920]

[解説] 善悪いずれの場合にも用いられますが、善人のように見えながら実は悪人であったという場面で用いられることの方が多いようです。

英語〕Appearances are deceptive.(見かけは当てにならない)

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