にんさん‐ばけしち【人三化七】
- 〘 名詞 〙 ( 人間らしい部分は三分で、怪物のような部分が七分の意 ) 容貌のひどく醜い人。多く、女性の容貌についていう。
- [初出の実例]「人三化七(ニンサンバケシチ)といふ顔だ」(出典:歌舞伎・梅雨小袖昔八丈(髪結新三)(1873)三幕)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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人三化七
人間らしい部分は三分で、怪物のような部分が七分の意で、容貌のひどく醜い人のたとえ。
[使用例] 聟を探しているが、女ヒデリでない当節、まして田舎のアンチャン方は都会のセビロやジャンパアなどを買い集め、洋モクをくゆらしてダンスを踊る貴公子であるから、人三化七には見向きもしない[坂口安吾*退歩主義者|1949]
[使用例] すらりと背が高くスタイルのいい女が前を歩いていくから追いかけて顔をのぞきこむと人三化七だったりする[筒井康隆*だばだば杉|1973]
[解説] 多く、女性の容貌についていいます。
出典 四字熟語を知る辞典四字熟語を知る辞典について 情報
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