小説家。大阪生まれ。同志社大学文学部卒業。デザイン会社に勤務のかたわら創作を手がけ、1964年(昭和39)処女短編集『東海道戦争』を刊行、文筆生活に入る。翌年、処女長編『48億の妄想』を発表。以後、SF的趣向の軽妙な風刺とブラック・ユーモアを利かせた作風を築く。自伝的アンチ・ロマンの『脱走と追跡のサンバ』(1971)、超能力者の目からみた市民生活を描く『家族八景』(1972)、文学賞選考の内幕をパロディー化した『大いなる助走』(1979)などがあり、実験的手法により現代の虚妄を描いた『虚人(きょじん)たち』(1981)で泉鏡花賞を受ける。ほかに現代文学理論と私立大学教授の生態をパロディにした『文学部唯野(ただの)教授』(1990)などがある。
[厚木 淳]
『『筒井康隆全集』全24巻(1984~85・新潮社)』
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