人間開発指数(読み)にんげんかいはつしすう(英語表記)Human Development Index; HDI

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典「人間開発指数」の解説

人間開発指数
にんげんかいはつしすう
Human Development Index; HDI

各国の社会の豊かさや進歩の度合いをはかる包括的な経済社会指標として国連開発計画 UNDPが設定した数値。1990年に『人間開発報告書』で発表された。人間開発とは人間の可能性に応じた人生の選択肢と機会の幅の拡大を目的とする取り組みで,人間開発を実現させるための基本となる長寿,知識,人間らしい生活水準の 3分野の平均達成度で評価される。長寿は出生時平均余命,知識は成人識字率と就学率,生活水準は 1人あたり国内総生産 GDPによって計算される。『人間開発報告書』は毎年発行され,国ごとの指数が掲載される。そのほかの指数としてジェンダー開発指数 GDI,ジェンダー・エンパワーメント指数 GEM,人間貧困指数 HPIがある。

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デジタル大辞泉「人間開発指数」の解説

にんげんかいはつ‐しすう【人間開発指数】

平均余命・教育・所得の側面から人間開発の達成度を示す指数。パキスタンの経済学者マプープル=ハクが1990年に考案。国連開発計画(UNDP)が毎年発表する。日本は1991年、1993年に1位となっている。人間開発指標。HDI(human development index)。
[補説]人間開発指数に人間貧困指数(HPI)・ジェンダー開発指数(GDI)・ジェンダーエンパワーメント指数GDM)を加えた四つの指数をまとめて人間開発指数という場合もある。

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