デジタル大辞泉
「平均余命」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
へいきん‐よめい【平均余命】
- 〘 名詞 〙 ある年齢に達したとき、あと何年生きられるか、その平均を示すもの。一般にその国民のその年の平均寿命までの年限をいう。
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
平均余命【へいきんよめい】
ある年齢の者がそれ以後生存し得る平均年数を,その年齢の平均余命という。各年齢の人が以後平均何年生きられるかを算定したもの。生命表で示されるが,その時点で求められた年齢別死亡率が将来も変わらないという仮定のうえの数字である。平均寿命は0歳の平均余命。日本では近年死亡率の低下と相まって著しく伸びており,2004年に発表された平均寿命は男78.6年,女85.6年。
→関連項目寿命|平均寿命
出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報
平均余命
へいきんよめい
expectation of life
x歳の人の今後生存しうる予想年数をx歳平均余命という。x歳平均余命は,観察集団の年齢別死亡率が与えられれば,これから生命表を作成して,一定の約束のもとに算出される。生命表は,同時に出生した 10万人が観察集団の日齢,月齢,年齢別死亡率で死んでいくという仮定のもとに,任意の年齢までの生存者数や任意の年齢における平均余命などを男女別に表わすものである。通常,(1) 死亡率,(2) 生存率,(3) 生存数,(4) 静止人口 (定常人口) ,(5) 生存延年数,(6) 平均余命,の諸関数から成る。生命表には,5年毎に行われる国勢調査年次の人口動態統計 (確定数) と国勢調査人口に基づき作成する完全生命表と,人口動態統計 (概数) と推計人口を用いて作成される簡易生命表がある。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
平均余命 (へいきんよめい)
ある年の男女別にみた年齢別死亡率が将来も続くと仮定して,各年齢の人たちがその後平均何年生きられるかを算定したもの。男女別,年齢別に生命表で示される。出生時の平均余命のことを,とくに平均寿命という。
執筆者:黒田 昌裕
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
平均余命
生命保険および傷害保険契約で、保険事故発生の際、保険者から保険金の支払を受けるべき者として、保険契約者によって指定された者を指します。契約者は、保険金受取人の指定変更権を放棄しない限り、保険金の支払事由が発生するまでは、保険金受取人を指定し、またはその指定を変更することが可能です。
出典 みんなの生命保険アドバイザー保険基礎用語集について 情報
平均余命
ある時点でのある年齢の人が,あと平均して何年生存できるかを示す数値.ある時点での0歳児の平均余命を平均寿命という.
出典 朝倉書店栄養・生化学辞典について 情報
出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
世界大百科事典(旧版)内の平均余命の言及
【寿命】より
…このように,生活環境や条件によって影響を受ける個々の個体の生存期間を生態的寿命とよび,天寿を全うして老衰などの生理的原因によって死亡するまで続く個体の生存期間を生理的寿命(最大寿命,限界寿命)とよぶ。人口学的に用いられる平均寿命とは,新生児の平均余命(ある年齢まで生存した個体が平均あとなん年生存できるかを示す期待寿命)をさす。生物には個体の寿命のほかに,種の寿命,集団の寿命,生物体を構成する細胞や分子の寿命が知られている。…
【生命表】より
…ドイツおよびフランスではこれをSterbetafelnおよびtables de mortalitéと呼び,日本語に直訳すれば死亡表となる。生命表は通常,年齢(x)各歳別に,(1)生存数lx,(2)死亡数dx,(3)生存率px,(4)死亡率qx,(5)死力μx,(6)平均余命x,(7)静止人口(または定常人口)LxとTxの七つの統計指標(数学的用語では関数とも呼べる)を柱とした表で示される。生存数は明治期には生残数と呼ばれた。…
※「平均余命」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」