今渡(読み)いまわたり

精選版 日本国語大辞典 「今渡」の意味・読み・例文・類語

いま‐わたり【今渡】

〘名〙 江戸初期から中期にかけて、中国南洋から輸入された工芸品総称。主に陶磁器にいう。新渡(しんわた)り。新渡(しんと)。→古渡(こわた)り
※俳諧・鷹筑波(1638)二「珍敷(めづらしき)文字の并(ならび)読すまし 今渡りてふ銭ぞ請取〈良徳〉」

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「今渡」の意味・わかりやすい解説

今渡
いまわたり

岐阜県可児市(かにし)の一地区。旧今渡町。市の北部木曽(きそ)川左岸の段丘上にある地区で、かつては中山道(なかせんどう)太田宿美濃加茂(みのかも)市)への渡河宿場。太田―今渡を結ぶ太田橋は1927年(昭和2)完成。名古屋鉄道広見(ひろみ)線、国道21号、248号が通じる。

[上島正徳]

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世界大百科事典(旧版)内の今渡の言及

【可児[市]】より

…名古屋の30km圏にあり,隣接する犬山市に通じる名鉄広見線の名古屋への直通化と複線化,国道41号線バイパスの設置など通勤に至便の地になったため,1970年代になって,丘陵地に多くの住宅団地やゴルフ場などが開設され,人口も1975年の2万8235人の3.1倍となった。木曾川沿いの今渡には日本ライン下りの乗船場がある。【高橋 百之】。…

※「今渡」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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