日本歴史地名大系 「仏陀寺」の解説
仏陀寺
ぶつだじ
[現在地名]上京区鶴山町
大蔵院と号し、西山浄土宗。本尊阿弥陀如来坐像は平安時代の寄木造で、国指定重要文化財。「帝王系図」によれば、天暦六年(九五二)二月朱雀天皇が当寺にて落飾、法諱を仏陀寿としたのにちなむ寺号。また康保四年(九六七)五月村上天皇も落飾、このため両天皇を開基と伝える。「応仁記」に「二条京極ノ宅ヨリ屋形ノ前ナル仏陀寺」とあり、「山城名勝志」はもと
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報