落飾(読み)ラクショク

デジタル大辞泉 「落飾」の意味・読み・例文・類語

らく‐しょく【落飾】

[名](スル)高貴な人が髪をそり落として仏門に入ること。落髪
[類語]落髪出家僧侶坊主坊さん御坊お寺様僧家沙門桑門法師比丘乞士

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精選版 日本国語大辞典 「落飾」の意味・読み・例文・類語

らく‐しょく【落飾】

〘名〙 髪を剃りおとして仏門にはいること。身分の高い人についていう。
懐風藻(751)釈道融伝「遂脱俗累、落飾出家」 〔大慈恩寺三蔵法師伝‐巻九〕

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普及版 字通 「落飾」の読み・字形・画数・意味

【落飾】らくしよく

剃髪する。

字通「落」の項目を見る

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世界大百科事典(旧版)内の落飾の言及

【出家】より

…仏教徒の集団を構成する七衆のうち在家の優婆塞(うばそく)・優婆夷(うばい)を除く,比丘(びく),比丘尼,式叉摩那(しきしやまな),沙弥(しやみ),沙弥尼の五衆は出家のなかに入る。鬚髪(しゆはつ)を剃り,墨染など壊色(えしき)に染めた衣をまとう状態になるので剃髪染衣(ていはつぜんえ)といい,とくに王侯貴族の出家は落飾(らくしよく)という。また出家した者が在家俗人の生活にもどるのを還俗(げんぞく),復飾という。…

【薙髪】より

…薙はそる,切り除くの意。剃髪,落飾に同じ。〈かしらそり〉〈かしらおろし〉〈おぐしおろし〉などともいう。…

※「落飾」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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