絡み合う(読み)カラミアウ

デジタル大辞泉 「絡み合う」の意味・読み・例文・類語

からみ‐あ・う〔‐あふ〕【絡み合う】

[動ワ五(ハ四)]
互いに絡む。互いに巻きつく。「毛糸が―・う」
二つ以上の物事が、もつれるようにかかわり合う。「利害が―・う」「複雑な感情が―・っている」
[類語]絡む絡まる絡み付く巻き付くまつわるまつわり付くまとい付くもつれるこんがらかる纏繞てんじょうする

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「絡み合う」の意味・読み・例文・類語

からみ‐あ・う‥あふ【絡合】

  1. 〘 自動詞 ワ行五(ハ四) 〙
  2. 互いにからむ。互いにもつれる。
    1. [初出の実例]「力は藤こぶ藤づるの捻(ねぢ)合、しめ合からみあふ」(出典:浄瑠璃・平家女護島(1719)一)
    2. 「客を呼ぶ声は彼此からみ合(アッ)て」(出典:浮雲(1887‐89)〈二葉亭四迷〉二)
  3. 物事が互いに関係し合う。
    1. [初出の実例]「いろいろな理由が複合的にからみあっているが」(出典:ソフィアの秋(1968)〈五木寛之〉一)

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