纏繞(読み)テンジョウ

デジタル大辞泉 「纏繞」の意味・読み・例文・類語

てん‐じょう〔‐ゼウ〕【××繞】

[名](スル)まといつくこと。からまりつくこと。また、巻きつけること。「纏繞茎」
一個の大画を―する幾個の小画趣小風景」〈蘆花自然と人生
[類語]絡む絡まる巻き付くまつわるまつわり付くまとい付くもつれるこんがらかる絡み付く絡み合う

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精選版 日本国語大辞典 「纏繞」の意味・読み・例文・類語

てん‐じょう‥ゼウ【纏繞】

  1. 〘 名詞 〙 まといつくこと。からまりつくこと。また、巻きつけること。
    1. [初出の実例]「すべて一題ごとに、必ず庸人の思路ありて、筆端に纏繞することあるものなり」(出典:漁村文話(1852)命意)
    2. [その他の文献]〔劉禹錫‐葡萄歌〕

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普及版 字通 「纏繞」の読み・字形・画数・意味

【纏繞】てんじよう

からむ。

字通「纏」の項目を見る

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