巻付く(読み)マキツク

デジタル大辞泉 「巻付く」の意味・読み・例文・類語

まき‐つ・く【巻(き)付く】

[動カ五(四)]他の物のまわりに絡んでつく。ぐるぐる巻いてつく。「ヘチマのつるが支柱に―・く」「綱がスクリューに―・く」
[動カ下二]まきつける」の文語形
[類語]絡む絡まる絡み付く絡み合うまつわるまつわり付くまとい付くもつれるこんがらかる纏繞てんじょうする

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「巻付く」の意味・読み・例文・類語

まき‐つ・く【巻付・巻着】

  1. [ 1 ] 〘 自動詞 カ行五(四) 〙
    1. 巻いて他の物につく。
      1. [初出の実例]「寝入たらむ程に、此の蛇の下て巻付なむには、何態をかせまし」(出典:今昔物語集(1120頃か)二九)
    2. まつわりつく。
      1. [初出の実例]「藤(ふぢ)やら蔦(つた)やらに身を痩せさせらるる如く女といふものに巻き着かれては」(出典:いさなとり(1891)〈幸田露伴〉七五)
  2. [ 2 ] 〘 他動詞 カ行下二段活用 〙まきつける(巻付)

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