纏わり付く(読み)マツワリツク

デジタル大辞泉 「纏わり付く」の意味・読み・例文・類語

まつわり‐つ・く〔まつはり‐〕【×纏わり付く】

[動カ五(四)]
からみついて離れない。まとわりつく。「ぬれたスカートが足に―・く」
そばにいて離れない。いつもつきまとっている。まとわりつく。「子供母親に―・く」「助けを求める声が耳に―・く」
[類語]付きまとうまつわるまとい付く絡む絡まる巻き付くもつれるこんがらかる纏繞てんじょうする絡み付く絡み合う

まとわり‐つ・く〔まとはり‐〕【×纏わり付く】

[動カ五(四)]
まつわりつく1」に同じ。「物干し竿シャツが―・く」
まつわりつく2」に同じ。「足元に子犬が―・く」

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精選版 日本国語大辞典 「纏わり付く」の意味・読み・例文・類語

まとわり‐つ・くまとはり‥【纏付】

  1. 〘 自動詞 カ行五(四) 〙
  2. 物の周囲にからまる。
    1. [初出の実例]「風呂屋の軒には〈略〉木彫が施され、湯気はその軒にまとはりついた」(出典:潮騒(1954)〈三島由紀夫〉九)
  3. からむようにつきまとう。まといつく。まつわりつく。
    1. [初出の実例]「ブローカーがまとわりついて」(出典:ノリソダ騒動記(1952‐53)〈杉浦明平〉一)

まつわり‐つ・くまつはり‥【纏付】

  1. 〘 自動詞 カ行五(四) 〙 離れないようにくっつく。からむようにつきまとう。まとわりつく。
    1. [初出の実例]「貴枝は嬉しさうに富枝の傍へ寄り附いて姉の手を自分の肩にかけたりしてまつわり付いた」(出典:あきらめ(1911)〈田村俊子〉五)

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