縺れる(読み)モツレル

デジタル大辞泉 「縺れる」の意味・読み・例文・類語

もつ・れる【×縺れる】

[動ラ下一][文]もつ・る[ラ下二]
1 線状のものがからまり合って解けなくなる。「髪が―・れる」
2 足・舌などが思うように動かず、言語・動作に支障をきたす。「足が―・れる」
3 事柄が入り組んで決着のつかない状態になる。「交渉が―・れる」「試合が―・れる」
[類語](1)こんがらかる・絡む・絡まる・巻き付く・まつわる・まつわり付く・まとい付く・纏繞てんじょうする・絡み付く・絡み合う/(3)面倒臭い・世話・煩雑・面倒・厄介・手数てかず・手数てすう・複雑・煩瑣はんさ・難しい・うるさい・煩わしい・ややこしい・やかましい・くだくだしい・うっとうしい・こうるさい・気詰まり・しち面倒・しち面倒臭い・難儀・煩多・錯雑・錯綜さくそう・しち難しい・入り組む・込み入る・手が込む・気が重い・気が進まない・気乗り薄・うんざり・億劫おっくう・渋る・投げ遣り・大儀・懶惰らんだ・横着・怠慢・怠惰・不精・懈怠けたい・飽き飽き・世話が焼ける・手が掛かる・冗長・繁簡・ごたごた・入り乱れる・紛糾・ごっちゃ・乱雑・雑然・やりにくい・しにくい・言いにくい・小難しい・一筋縄では行かない・なかなかでもない・苦手・ふてぶてしい・困難・至難・度し難い・手ごわい・てこずる・難問・難題・難関・きつい・停頓・行き悩む・言いよどむ・壁にぶつかる・壁に突き当たる・埒らちもない・膠着こうちゃく・にっちもさっちも・もたつく・手間取る・行き詰まる・いたちごっこ・停滞・もたもた・暗礁に乗り上げる・紆余うよ曲折・難渋・曲折・頓挫・もがく・苦慮・悪戦苦闘・難行苦行・難航・試行錯誤・あがく・苦戦・難物・荊棘けいきょく・あぐねる・デッドロック・窮する・阻害・不自由・ままならぬ・不如意・立ちはだかる・立ち往生・足踏み・多事多難・ぐずつく・手詰まり・とどこおる・とちる・四苦八苦・暗中模索・逆風・水をさす

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精選版 日本国語大辞典 「縺れる」の意味・読み・例文・類語

もつ・れる【縺】

  1. 〘 自動詞 ラ行下一段活用 〙
    [ 文語形 ]もつ・る 〘 自動詞 ラ行下二段活用 〙
  2. ① からまって解けなくなる。まつわりつく。からまる。
    1. [初出の実例]「もののやふるをとのむるむる如何。答、もつれる、もつらくの反」(出典:名語記(1275)四)
    2. 「狼の性はねぢってまがりもつれてまっすぐにないぞ」(出典:玉塵抄(1563)二七)
  3. ② からみ合って乱れる。
    1. [初出の実例]「てふてふや埃の中をもつれゆく〈之房〉」(出典:俳諧・俳諧新選(1773)一)
  4. ③ 事柄が複雑に入り乱れて混乱し、秩序を失う。事件が乱れて解決がつかなくなる。
    1. [初出の実例]「主人内証もつれし時爰はひとつはたらきてとおもふ手代はなくて」(出典:浮世草子・西鶴織留(1694)六)
  5. ④ 言語・動作などが、正常さを失って思うようにならなくなる。
    1. [初出の実例]「アシガ タユム、または、motçururu(モツルル)」(出典:日葡辞書(1603‐04))
    2. 「私は四十度の熱が続き、二日目に足が立たなくなり、三日目に舌がもつれた」(出典:俘虜記(1948)〈大岡昇平〉)

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