仙石城跡(読み)せんごくじようあと

日本歴史地名大系 「仙石城跡」の解説

仙石城跡
せんごくじようあと

[現在地名]大泉町仙石 城内・道祖

邑楽台地の南西辺ほぼ中央で、利根川左岸の自然堤防中に突き出す舌状地形の南西部に立地。この地点は洪積台地中の埋没古砂丘とみられ、西方は約一〇メートルの比高で沖積地になり、水田として利用されている。台地上からは利根川を至近の距離に見渡すことができ、また低地中に突き出し、断崖に守られて防備に好都合であることから、利根川の水上交通および太田と熊谷くまがや(現埼玉県熊谷市)を結ぶ渡しを押える要地であったと思われる。


仙石城跡
せんごくじようあと

[現在地名]塩沢町仙石 城山

柄沢からさわ地内標高三四七メートルの丘陵上にある。串潟くしがた(新編会津風土記)・柄沢城ともいう。主郭は長さ三五メートル、幅二〇メートルの区画と、長さ六五メートル、幅一四メートルの区画があり、中央で土塁により分けられる。南と東側に副郭があり、北斜面は高さ一四メートルに削崖され、幅三―六メートル、深さ五メートルの空堀で遮断している。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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