精選版 日本国語大辞典 「代赭色」の意味・読み・例文・類語 たいしゃ‐いろ【代赭色】 〘 名詞 〙 代赭のような色。赤褐色。代赭。[初出の実例]「町の角々には代赭色の夏服着た厳(いかめ)しい兵士が控へて」(出典:津軽海峡(1904)〈島崎藤村〉) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
色名がわかる辞典 「代赭色」の解説 たいしゃいろ【代赭色】 色名の一つ。JISの色彩規格では「くすんだ黄赤」としている。一般に、赤土から作られる天然の酸化鉄顔料の色をさす。やや明るい茶色。茶色より赤みと黄色みが少し強い。赤土は別名「赭」ともいい、中国代州で産出する赤土が有名だったことから、この名がついた。岩絵の具の色として用いられることが多い。近代になって布地の染色にも使われるようになった。 出典 講談社色名がわかる辞典について 情報