伊倉南八幡宮
いくらみなみはちまんぐう
[現在地名]玉名市宮原
伊倉北方と伊倉南方を分ける道路の南側に西面して鎮座する。道路を隔てて伊倉北八幡宮がある。旧郷社。祭神は応神天皇・仲哀天皇・神功皇后。境内には住吉神社・春日神社・玉垂神社・八坂神社・猿田彦大神がある。天正八年(一五八〇)二月吉日の南八幡宮社領次第(伊倉南八幡宮文書)に「南八幡宮 大明神宮」とみえる。創建の時期については「国誌」によると和銅二年(七〇九)元明天皇の勅願により建立されたとも、天平宝字六年(七六二)廃帝が宇佐八幡宮(現大分県宇佐市)より勧請し神田四三町を寄付、光仁帝も神宝多数を納めたとも伝える。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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