隈部親永(読み)くまべ ちかなが

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「隈部親永」の解説

隈部親永 くまべ-ちかなが

?-1588 戦国-織豊時代武将
肥後(熊本県)長野城主。代々菊池氏につかえ,のち大友氏,竜造寺氏配下となる。隈府(わいふ)城主赤星氏を討って,そのあとに居住天正(てんしょう)15年新領主佐々成政(さっさ-なりまさ)の検地に反対して肥後国衆一揆(くにしゅういっき)の中心となってたたかったが降伏,16年5月切腹した。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の隈部親永の言及

【肥後国】より

…そしてその下で鹿子木,甲斐,城,隈部,赤星,合志,内空閑(うちこが),小代,大津山などの国衆が,それぞれの居城(肥後の中世城は400~500にのぼる)を中心に割拠して勢力の拡大をはかった。77年(天正5)菊池氏老臣の一人隈部親永は,大友氏の援助で隈部(隈府(わいふ))城主となった赤星統家を退けるため竜造寺勢を引き入れ,以来玉名,山鹿方面の諸勢力はその影響下に入った。一方南からは島津氏が相良氏を下し,隈本(熊本)の城氏に迎えられて肥後北部に進出,84年には肥前高来(たかぎ)に竜造寺隆信を敗死させてその支配下にあった国衆を家臣化し,86年には浜の館の阿蘇氏も没落させ,肥後は島津氏によっていったん統一された。…

※「隈部親永」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

一度利用した製品を捨てずにそのまま再使用すること。ごみの削減に重要だとされる「3R」の一つで、衣類・服飾品や家電などさまざまな品目が取り扱われている。リユース商品の専門店やイベント、フリーマーケット...

リユースの用語解説を読む