伊勢貞孝(読み)いせ さだたか

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「伊勢貞孝」の解説

伊勢貞孝 いせ-さだたか

?-1562 戦国時代の武将
伊勢貞忠養子。将軍足利義晴につかえ,天文(てんぶん)4年政所(まんどころ)執事。義晴の死後はその子義輝(よしてる)を扶翼する。義輝が京都から逃亡すると三好長慶(ながよし)を補佐し,義輝の帰還後は執事に復帰。長慶の養子義継(よしつぐ)の叛意を義輝につたえるが,逆に謀反の疑いをうけ,永禄(えいろく)5年9月11日子の貞良とともに討たれた。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の伊勢貞孝の言及

【伊勢氏】より

…室町期の武家。幕府政所(まんどころ)執事の家系。桓武平氏の出自といわれ,鎌倉後期に足利氏に仕えて伊勢守の官途を受け,伊勢姓を称した。鎌倉末期には伊勢宗継が上総守護代を務めている。室町幕府成立後は,将軍子息の養育をつかさどり,殿中惣奉行,御厩別当を歴任したとの伝承があるが詳細不明。 1379年(天授5∥康暦1)4月,康暦の政変によって斯波義将が管領に就任すると,二階堂氏が更迭された跡を襲って初めて政所執事に起用された。…

※「伊勢貞孝」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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