伊藤ハム(読み)いとうハム

共同通信ニュース用語解説 「伊藤ハム」の解説

伊藤ハム

「アルトバイエルン」や「ポークビッツ」といったブランドソーセージで知られる食肉加工メーカー。兵庫県西宮市に本社を置き、千葉県柏市や茨城県取手市などに工場がある。1928年に創業者の伊藤伝三いとう・でんぞう氏が大阪市で伊藤食品加工業を立ち上げ、「セロハンウインナー」と呼ばれるスティック型ソーセージの開発をきっかけに発展した。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「伊藤ハム」の意味・わかりやすい解説

伊藤ハム
いとうハム

ハム,ソーセージを主力とする食品メーカー。1928年伊藤食品加工業として個人創業,1946年合名会社伊藤食品工業設立,1948年伊藤栄養食品工業として改組設立,1961年伊藤ハム栄養食品と改称,1984年現社名に変更。第2次世界大戦後ハム,ソーセージの量産化をはかり,またプレスハムの開発などで業界をリード加工肉分野でも大手メーカーとなった。そのほか調理加工食品や総菜類の製造・販売も手がけ,総合食品メーカーに成長。2009年三菱商事および米久と業務提携し,2016年米久と経営統合,持株会社伊藤ハム米久ホールディングスを設立し,その傘下に入った。

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日本の企業がわかる事典2014-2015 「伊藤ハム」の解説

伊藤ハム

正式社名「伊藤ハム株式会社」。英文社名「ITOHAM FOODS INC.」。食料品製造業。昭和3年(1928)前身の「伊藤食品加工業」創業。同23年(1948)「伊藤栄養食品株式会社」設立。同59年(1984)現在の社名に変更。本社は兵庫県西宮市高畑町。三菱商事系。ハム・ソーセージ製造の老舗黒豚生産量で最大手。外食産業向けにも商品展開。東京証券取引所第1部上場。証券コード2284。

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