低唱(読み)テイショウ

デジタル大辞泉 「低唱」の意味・読み・例文・類語

てい‐しょう〔‐シヤウ〕【低唱】

[名](スル)低い声で歌うこと。また、小声で歌うこと。「浅酌せんしゃく低唱
[類語]吟詠朗詠朗吟低吟放吟高吟微吟放歌高吟吟ずる詠ずる

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精選版 日本国語大辞典 「低唱」の意味・読み・例文・類語

てい‐しょう‥シャウ【低唱】

  1. 〘 名詞 〙 低い声でうたうこと。低吟。また、声を潜(ひそ)めてうたうこと。微吟。
    1. [初出の実例]「つれづれの余に低唱したものと見えて」(出典:あめりか物語(1908)〈永井荷風〉六月の夜の夢)
    2. [その他の文献]〔蘇軾‐趙成伯家有麗人僕忝郷人不肯開樽徒吟春雪美句次韻一笑詩〕

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普及版 字通 「低唱」の読み・字形・画数・意味

【低唱】ていしよう(しやう)

小声で歌う。低吟。宋・軾〔趙成伯の家に麗人有り~〕詩 試みに問ふ、高吟すること三十なるは 低唱兩三杯なるに、何如(いづ)れぞや

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