朗吟(読み)ロウギン

デジタル大辞泉 「朗吟」の意味・読み・例文・類語

ろう‐ぎん〔ラウ‐〕【朗吟】

[名](スル)声高く詩歌を吟詠すること。
「―して、飛過ひか洞庭湖」〈芥川・杜子春〉
[類語]吟詠朗詠低吟低唱放吟高吟微吟放歌高吟吟ずる詠ずる

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精選版 日本国語大辞典 「朗吟」の意味・読み・例文・類語

ろう‐ぎんラウ‥【朗吟】

  1. 〘 名詞 〙 声高く詩歌をうたうこと。朗詠。
    1. [初出の実例]「冬日天寒蕭灑処、終朝不馳朗吟声」(出典本朝無題詩(1162‐64頃)五・冬日即事〈大江匡房〉)
    2. [その他の文献]〔鄭谷‐右省張補闕茂枢同在諫垣連居光徳新春賦詠柳以寄懐詩〕

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普及版 字通 「朗吟」の読み・字形・画数・意味

【朗吟】ろう(らう)ぎん

朗詠。宋・朱熹〔酔うて祝融峯を下るの作〕詩 濁酒三杯、豪氣發す 吟、飛下す融峰

字通「朗」の項目を見る

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世界大百科事典(旧版)内の朗吟の言及

【詩吟】より

…吟詠(ぎんえい),朗詠(ろうえい),朗吟(ろうぎん)などとも呼ぶが,吟者の中には,漢詩の訓読を吟じることを〈詩吟〉,琵琶歌の中の和歌や漢詩の訓読が独立したものを吟じることを〈吟詠〉,俳句・今様・新体詩・散文詩などを吟じることを〈朗詠〉と称して区別している者が多い。旋律は,日本語の詩歌を読み上げる際のイントネーションが強調されたもので,旋律の骨組みは同形でも詩の情感を吟じ分けることが吟者に要求されている。…

※「朗吟」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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