佐々木隆(読み)ササキ タカシ

20世紀日本人名事典 「佐々木隆」の解説

佐々木 隆
ササキ タカシ

昭和期の演出家 文化座創立者。



生年
明治42(1909)年4月4日

没年
昭和42(1967)年10月30日

出生地
秋田県秋田市

学歴〔年〕
拓殖大学商科〔昭和7年〕卒

経歴
昭和9年築地小劇場表方、11年井上正夫演劇道場文芸部員となり、17年山村聡、妻の鈴木光枝らと文化座を結成。死去するまで文化座の全演目の演出を担当した。戦時中は「浮標」ほか三好十郎の作品を中心に公演、戦後も「その人を知らず」「炎の人」など三好作品を上演した。また山代巴作「荷車の歌」、長塚節の「土」、住井すゑの「向い風」などを演出。地方都市を中心に全国巡演活動を行った。遺稿集「感銘喪失」が47年に刊行された。女優佐々木愛はその娘。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「佐々木隆」の解説

佐々木隆 ささき-たかし

1909-1967 昭和時代の演出家。
明治42年4月4日生まれ。井上正夫演劇道場文芸部員をへて,昭和17年山村聡,鈴木光枝(翌年結婚)らと文化座を結成。「獅子(しし)」「炎の人」など三好十郎の作品を演出した。遺著に評論集「感銘の喪失」。女優佐々木愛は娘。昭和42年10月30日死去。58歳。秋田県出身。拓殖大卒。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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